伝書鳩は迷子

  • 2020.09.17 Thursday
  • 22:03

頑張って、と伝えておいて だとか

あの子のことをみんなが心配してるんだけど だとか


私はそこに居ないけれど

そんな言葉を抱えて届けに向かう



伝書鳩ではないけれど。



誰かの期待や心配や感謝や謝罪

私のものにはならない言葉を気持ちを

私は届ける、そんな役割。



少し昔の私なら

きっと酷く悲しんでいた

そんな役割、って嘆いていた

伝書鳩へ伝えることはあれど

伝書鳩自身に宛てた言葉はどこにもないのなら

飛ぶ気も届ける気も失せてしまうわ



だけど、

今は少し立ち直りも早い

あの頃よりも元気になったし

あの頃よりも他人にも自身にも

期待をしなくなったのだろう


大丈夫だよ

心配されるほど落ちちゃいないし

期待されるほどのことなど興していない

だから大丈夫

だから安心してよ




元気に立ち回れば

勝手に安心して

勝手で間違いだらけの分析開始


どうぞどうぞ

見えるように見て下さいな


伝えてはあげるよ

道に迷ったり途中でくたびれたりしても

届くの遅かったねとか

ふーんそうなんだとか

そんなものだから


私に目をかけなくて大丈夫

私に構わなくて大丈夫

伝書鳩は右往左往

つまらないことも大丈夫

そういう因果で、そういう者で

重要じゃないけれど

まぁまぁ必要とされれば

まぁ、それでいいよ。

高鳴る辟易

  • 2020.08.20 Thursday
  • 23:14

ふーんそっか、とつまらぬ相槌を繰り返す

わざとらしく欠伸をかます

ごめんね、あなたの御自慢噺は

私には退屈というよりいっそ

虚しくて虚しくて、孤独を増長させるそれなの。



暫く感じたことのない感覚

嫉妬なんて恥ずかしい感情は

なるべくなるべく奥底に仕舞って

無自覚にすら出さないようにと努めていたけれど


一度自覚してしまったら

溢れて止まない、汚い感情




どうしたらいいかな

私は愛されていると

どこかで実感しなければ

ここでは得られぬ欲を

どこかで満たさなければ

耐えがたい、耐えがたい

このまま散る予感など、そんなものなど



早く

誰か

満たして下さい。



このままぬるりと誰の目にも触れぬまま ?

へぇ、ふーん、すごいね、を交互に溢すまま ?


なんてつまらないの


こんなことでしか私は私に価値を感じられない


だから







 

安心安全、朝を待て

  • 2020.08.13 Thursday
  • 22:38

愉しいこと至上、だけどそれだけではなくなってきたというのが大人の事情




すぐ隣に光があるよ

眩しさから目を逸らせば

快いヒトハダ


儚いのが好いんだろうね

気付いて欲しいようなそうではないような

オママゴトみたいに 配役を次から次へと


もし、頷いていたら

なぜ、立ち上がらなかったのか

不器用な誘導と狸寝入り

どちらも本当によく似ていて

似ているからこそ、何年も繰り返し話の進まないオママゴトを続けている


どうなりたいとか

これがもしこうだったら、など

そんな展望も期待も一切無いから

安心安全を貫いていられたんだろう


じゃれあいが好いね

寒くもないのに肩がぶつかったりして

近付き、離れ、探り合いの連続

可笑しいね 会えば必ず0からのスタート

この鮮度こそ不可思議かつ、らしい。



朝日が眩しい、風が涼しい

鮮度を保つためにも、思いつくまま全てを声に出す

日常に少しずつ心身を慣らし

幼心を朝焼けに溶かして、大人に戻ってゆく




また会いたいね

また会おうね

珍しく弱気になって

そうしてまた、眠気に囚われる。

強風に煽られたジェラシー

  • 2020.08.07 Friday
  • 21:33

強風がカーテンを捲り上げる

少しだけ開けた窓が揺れ騒ぐ

喧しいけれどこれはただの気象で

怒りや悲しみを表したりなどしていない


分かっているのに

そんな自然現象にも

勝手に恐れ慄き震え上がる


なにか卑しい自分が見透かされてしまった気がして

なにか大きな不幸が訪れる予兆のように感じて



君もそんなに怯えるのね、無垢な黒猫

君にも人には吐き出せない秘密が在るの?


風一つに雨一つに一喜一憂する

人の一挙一動に己を投影し主役を気取る

幸も不幸も、スポットライトが当たっていればそれで好いの


懐かしいよ、その苦痛と快感は

過去の私も幾度となく味わった



悩ましげに揺らめくカーテン

本当に風で揺れているだけ?

捲ったら、見つけてはいけないものを見つけてしまいそう


不安が大きくなれば、そんな妄想も膨らむ

ぐっすりと眠る君を撫でながら

薄汚い嫉妬心に

過去至上主義者の遠吠え

  • 2020.07.26 Sunday
  • 22:43

最初に感じたのは既視感

解るよ、貴女のその衝動


次に感じたのは隠してた苛立ち

解らないでしょう、私が秘めている怒り


最後に感じたのは諦観

ああ、この会話の終着点は背中合わせだ



ひけらかすつもりではない

この箱は簡単に開けはしない

空箱なのだと伝えているから

空箱なのだと認識するのは当然

ただ、それを無価値と勝手に捉えた貴女には

鍵の在処を探る資格など無いでしょう


同じ土俵では無いと言いながら

たかだかその程度で、と蔑み

真摯に受け取ることはしない癖に

自棄に共感を求め慰めを期待する



そこが彼と彼女の境目

言葉は遣えても機微を慮れない


可哀想で愛らしく繊細な私に

慰めを!肯定を!愛を!保護を!



そう求め続ける貴女に、私は

一体どんな風に見えているのだろう



甘やかすのは得意な方

貴女をこれ以上幼稚でつまらないものにも出来るさ


ただ夢見心地に膨らむ野望としては

あんなことも言っていたね、と

過去を過去に還せる貴女の姿



つまらない私は

空箱に下らない努力の痕を印し

少し気丈に、そしてハッタリを携え

私を演じ、私を創造しました




鍵などとうに棄てました

貴女が囚われる陳腐な過去も

棄てさえすれば

棄てることさえ出来れば



頼りない現実のありがちな末路に

  • 2019.11.27 Wednesday
  • 22:30

緩やかに進む時間 焦る心と待ちきれない心

月が変わることは不思議と好きだけど

同時に急いてしまう気持ちもどうしようもなく

 

あなたを大事にしたいけれど

腑抜けているようでは、大事にしたことにならない

あなたを愛おしく思って仕方がないけれど

ただ愛でるだけでは、全くもって足りない

 

不安は押し寄せるけれど

また誤ってしまってはいけないので

見極めなければ そして 見極められると振り落とされる

 

 

価値は揺れ動くの

要不要なんて今更問わないけれど

急いてしまうの

急いてしまわずには、いられないの。

縁があるかしら、どうかしら

  • 2019.09.25 Wednesday
  • 22:22

第一印象

第二印象

第三印象

あなたは私をどう思ったかしら

私はあなたをどう思ったかしら


親指一つで見つけたそれに

運試しよろしく縁を問うてみたの


揺さぶられるなよ

期待をするなよ

お互いに確信など全くもって無い

ただただ楽な方へと引き寄せられる私は

縁さえあればと言ってみただけ


興味があっても簡単に逃げてきたわ

高みだと言われる場所にのし上がる自分のイメージは浮かばない

出来もしないことをゴールになど

そんな世間知らずにはならぬとあっさり諦めてきたわ



縁があるかしらどうかしら


あなたと私

私とそのハコに

入れるかしら

どうかしら


期待は勝手に溢れそうだけど

溢れて叶うものではないので

蓋をしてみる

そして

どうしても時々覗き見をする私は弱っちい



スズムシの声が聴こえたはずなのに

それは単に数日前のこと

ただし

恐ろしく離れたところで聴いた音

指に嵌めてあなたが見えるように

  • 2019.01.18 Friday
  • 21:40

輝いて見えたの

眩しくて堪らなかったの

今は角度を変えてみても、目を凝らしてみても大人しいもので、鈍色よろしく冷静なものです。


それを嫌とは言わないよ

落ち着き払った佇まいは、日常の地味さによく似合うでしょう

あなたとあたしはこんな色の方がどこかしっくりくるでしょう


元気いっぱいのわいわいがやがやには萎縮すらして、日常に笑いが起これば何故か罪悪感すら感じて


現状に怯えるなよ

言い知れぬ臆病を疑ってよ

あの頃も今も大きな違いなどないじゃないか。


やりたいことをやるのです

なれば、やりたくないことを

あなたを傷つける事象を傍に置くいとまはどこにも無いはず


自身を守り抜いたあなた自身を褒めたとして、貶める必要などどこにも無いでしょう



小さなかけらが抜け落ちて

少々不恰好にはなりましたが変わらず身に着けています。

すぐに不安になって俯くあたしには、こういった分かりやすい安心材料が必要なのです。


あなたが見たがっていた雪に埋もれそうになりながら、今日はツイているとかまだ平日かあ、だとか色んなことに引っ掻き回されながらも、恐らくそれなりの幸不幸を辿り



そうしてそれら総てがいつか

忘れられなくなったり、思い出せなくなったり、どうでもよくなったりするんです。



笑えない日は笑わなくてもいいでしょう

強要されて成るものじゃあない



どの感情が溢れたのでしょう

  • 2018.12.22 Saturday
  • 00:58

1人で抱えるな

皆味方だと

その言葉は偽りではないのでしょうが

それにしたって私が見た事実は、どうにも事実のままです。


弱い者だと知っていながら

伝えてくる言葉は刺さり過ぎる

ひとを傷付けるために生まれた言葉を容赦なく突き付けながら、そうではないのだと言われたところで。


私を虐めるのは私だと

つまりは誰もそうしていないと

とどのつまり私が抱えた痛みは

私の妄想であって

他人は私を傷付けることなどしておらず

だから誰も悪くないのだと


そう言われて仕舞えば

あれらの言動の始末は誰に願ってはならず

あの日感じた苦痛を慰める術はどこにも無く

自傷行為と片付けられて仕舞えば



どこに根拠があるわけでもない性善説を信じていかなきゃならないだけではなく、私は私の愚かさを恥じて喰らった罵詈雑言にも微笑んで返さなくてはならないということで


明らかな敵意も妄想とされ

明らかな冷酷も妄想とされ

求めていた言葉の真逆を放られ

そんなことに感謝の一つも言わなければならない



そんなばかな

そんなばかな

そんなばかな




自己肯定を繰り返そうが

眠る前に1日を振り返ろうが

満ちたものなどどこにも見つけられないのに

それでも人に愛されていると感じなければならないなんて


そんなに私は惨めに生きていかなければならないか?



涙が溢れた私をどう感じたか。

感謝ととったか

苦痛ととったか



総ては無駄な時間でありました。

約束の反故は想定済みです。

どうひっくり返ろうとも

埋めてなどもらえない

想像力の欠如は果たしてどちらか。

このままの不倖が私には似合うのでしょう

  • 2018.10.31 Wednesday
  • 23:11

これはきっと揺り返しがくるやつ

今は安定のそれではなくて、堕ちるところまで堕ちたから慌てて登ろうとしている最中なだけで


勢いはあるけれど無我夢中なだけで

冷静でもなければ平穏でもない

だって欲しいものの一つもこなくって

その苦味は愚痴にしても誰にも響かない


いつまでも「頑張ってる」だけじゃあ駄目だろう

そろそろ結果がなくてはいけないだろう


だけど向かう道中足は引っ張られ地面は歪みコンパスすらも狂い続けてる。


ひたすらに動き回って痛みのことを忘れようとしているんだけど、的外れの指摘が鬱陶しい、しつこい、まるで役立たず。



気付いちゃダメだよ

振り向いてもいけない

責任というものを抱えないとと思うから

だけどだからこそ

本当は何もかもやりたくなくて何もかもに不安と不信しかなくて全て全てが憎く悔しく情けなく下らないと感じてる。



抱える全てに嫌気をさして

だけどそんなことには目を瞑らなければ

脅かされる日常のことなど

言葉にしようともしまいとも

どうせどうせ誰にも伝わらない。



助ける、ってなに?

何の慰めも出来ないのに、どうして何もかもを動かせているような誤解を抱いているのか。


驚くほど。

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